マンスリーレポート(2026年3月) - エニグマ1号ファンド

マーケット概況

3月の日経平均は、2/28(土)に米国・イスラエルがイランにおこなった大規模軍事攻撃により始まった戦争について、戦争終結に関する両サイドの情報に一喜一憂して乱高下し、終結時期が見えぬまま月末を迎えたため、月間では大きく下落した。

月初は、先月末に米国・イスラエルがイランにおこなった大規模攻撃による、原油価格高騰に伴う景気減退懸念により、株価は大幅に下落した。更にイランがエネルギー輸送の要衝のホルムズ海峡を実質封鎖したことで、株価は3/4(水)に54,000円台まで大幅に下落した。その後、下落の反動から55,000円台まで回復したものの、米国2月雇用統計の結果が市場予想を大幅に下回ったことで、景気停滞と物価上昇が同時に発生する“スタグフレーション”懸念が再燃し、株価は3/9(月)に52,000円台まで下落した。

中盤においては、3/9夜に米大統領が、イランへの軍事攻撃が“ほぼ完了した”と発言したことで、戦争早期終結の期待が高まり、3/11(水)に再度55,000円台まで回復した。しかし、イランの新たな最高指導者が、ホルムズ海峡の封鎖を継続すべきと発言したことで、株価は下落トレンドとなった。その後一時55,000円台まで株価が回復したものの、米連邦準備理事会(FRB)が金利を据え置き、議長が会見で、エネルギー価格の上昇でインフレ率が押し上げられると述べ、年内利下げ観測が後退し、更にイラン南部の石油関連施設が攻撃され原油価格が高騰すると、リスク回避が高まり、株価は3/23(月)に51,000台まで下落した。

終盤においては、米大統領が3/23夜に、イランの発電所への軍事攻撃を5日間延期すると表明したことで中東情勢を巡る過度な懸念が後退して株価は上昇に転じたものの、3/26に米国が示した戦争終結に向けた計画案をイランが拒否し、米大統領が軍事行動の強化を警告したことで、戦争長期化への懸念が高まり、株価は月末まで下落トレンドとなった。最終的に3月は51,000円台で終えた。月次でみると日経平均は▲13.2%、TOPIXは▲11.2%と大幅に下落した。

当月のポジション推移及びパフォーマンス

米国・イスラエルによる対イラン軍事攻撃に対するホルムズ海峡の実質封鎖、米大統領による短期間での戦争終結示唆等に基づき、3/9から3/10にかけて、買いを維持し、レバレッジを0.18倍から0.70倍のレンジで機動的に変化させました(3/10時点0.18倍)1

その後、国際エネルギー機関(IEA)による緊急石油備蓄放出の承認、イランの新最高指導者によるホルムズ海峡封鎖継続の声明等に基づき、3/13、買いを維持し、レバレッジを0.18倍から0.75倍に拡大しました 2

その後、米財務長官のホルムズ海峡におけるイラン船舶の航行容認(中東産原油の供給確保)発言等に基づき、3/16夜間、買いを維持し、レバレッジを0.75倍から0.18倍に縮小しました 3

しかし、FOMCでの政策金利の据え置き、同会合後の会見でパウエル議長が示したインフレ懸念、イランによる湾岸諸国へのミサイル攻撃激化等に基づき、3/19未明から3/23にかけて、買いから売りに変更し、レバレッジは0.18倍で維持しました 4

しかし再度、欧州企業の26年第1四半期の業績予想の堅調さ、米大統領によるイランのエネルギー関連施設への軍事攻撃の延期表明等に基づき、3/23夜間から3/24にかけて、売りから買いに変更し、レバレッジは0.18倍から0.70倍に拡大しました 5

その後、米国の停戦計画案をイランが拒否したことに対する米大統領による軍事行動強化の警告、イランのエネルギー関連施設への軍事攻撃の再延期表明等、停戦協議の動向に基づき、3/25早朝から3/27夜間にかけて、買いを維持し、レバレッジを0.17倍から0.70倍のレンジで機動的に変化させました(3/31終了時点0.70倍) 6。結果として月次トータル・リターンは+2.30%となりました。

1 株価リターンモデルのシグナルは"買い"、日経平均の実際の価格は株価水準モデルの理論価格より低い水準と高い水準に跨るレンジで変動した。
2 株価リターンモデルのシグナルは"買い"、日経平均の実際の価格は株価水準モデルの理論価格より割安な水準であった。
3 株価リターンモデルのシグナルは"買い"、日経平均の実際の価格は株価水準モデルの理論価格より割高な水準であった。
4 株価リターンモデルのシグナルは"買い"から"売り"に変化し、日経平均の実際の価格は株価水準モデルの理論価格より割安な水準であった。
5 株価リターンモデルのシグナルは"売り"から"買い"に変化し、日経平均の実際の価格は株価水準モデルの理論価格より割安な水準であった。
6 株価リターンモデルのシグナルは"買い"、日経平均の実際の価格は株価水準モデルの理論価格より低い水準と高い水準に跨るレンジで大きく変動した

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