マンスリーレポート(2026年4月) - エニグマ1号ファンド
マーケット概況
4月の日経平均は、米国とイランの和平交渉の進展への好感、及び人工知能(AI)を巡る楽観と好調な米国企業決算を受けた半導体関連株・ハイテク株の高騰により、ほぼ一貫した上昇トレンドを形成し、月間で飛躍的に上昇した。
序盤は、先月末の米国とイランの戦闘終結に関する報道、及び米大統領が、軍事作戦が2~3週間以内に終わり、その前の停戦合意も可能と発言したことで、4/1(水)に2,600円超上昇(過去4番目上昇幅)した。その後も停戦期待は高まり、4/8(水)に米国とイランが即時停戦に合意すると、2,800円超上昇(過去3番目上昇幅)し、56,000円台となった。
中盤においては、イランによるホルムズ海峡の再封鎖や、米大統領のホルムズ海峡封鎖の表明等の中東情勢混迷のマイナス要因と、台湾半導体製造最大手(TSMC)が発表した26年第1四半期売上高の大幅増等による半導体関連株への買いのプラス要因により、株価はしばらく拮抗した。その後、4/13(月)に米大統領が、イランは合意を強く望んでいると発言し、また米政府関係者が、米国とイランの合意協議は進展していると発言したことによる軍事衝突の終結期待、及び米国ハイテク株への強い買いにより、株価は59,500円超まで上昇し、史上最高値を更新した。
終盤においては、人工知能(AI)を巡る楽観と好調な米国企業決算を受けて、人工知能(AI)・半導体関連株に買いが集中した。特に米半導体株指数(SOX)が18連騰という歴史的な記録を達成したことで、4/27(月)に株価は終値で初の60,000円台を突破した。その後は、日銀は金融会合で政策金利の据え置いたものの、公表された消費者物価の見通しが大きく上方修正され、早期利上げ観測が浮上し、また米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を巡る米利下げ観測の後退、人工知能(AI)や半導体関連の利益確定売りにより株価は下落した。最終的に4月は59,200円台で終えた。月次でみると日経平均は+16.1%、TOPIXは+6.6%と大幅に上昇した。
当月のポジション推移及びパフォーマンス
米大統領のイランとの戦闘終結に関するメディア発言及び国民向け演説等に基づき、4/1夜から4/2にかけて、買いを維持しつつ、レバレッジを0.17倍から0.70倍のレンジで機動的に変化させました(4/2終了時点 0.70倍)1。
その後、米国・イランの2週間の停戦合意及び原油価格の高止まり状況等に基づき、4/8、買いを維持し、レバレッジを0.70倍から0.18倍に縮小しました2。
またその後、ユーロ圏の景況悪化及び米半導体株指数の記録的連騰等に基づき、4/23夜から4/24にかけて、買いを維持し、レバレッジを0.18倍から0.35倍に拡大しました3。
月末には、FOMCでの米政策金利の据え置き及び将来の利下げ再開を示唆する声明文の文言(緩和バイアス)に対する複数の当局者の反対意見等に基づき、4/30、買いを維持し、レバレッジを0.35倍から0.19倍に縮小しました4。結果として月次トータル・リターンは+8.43%となりました。
1 株価リターンモデルのシグナルは"買い"、日経平均の実際の価格は株価水準モデルの理論価格より低い水準と高い水準に跨るレンジで変動した。
2 株価リターンモデルのシグナルは引き続き"買い"、日経平均の実際の価格は株価水準モデルの理論価格より割高な水準であった。
3 株価リターンモデルのシグナルは"やや強い買い"に変化し、日経平均の実際の価格は株価水準モデルの理論価格より割高な水準であった。
4 株価リターンモデルのシグナルは"買い"に変化し、日経平均の実際の価格は株価水準モデルの理論価格より割高な水準であった。

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